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株主還元70ETFを考察する

悩む人

株主還元70ETFというETFを見つけたのですが、どんなETFなんですか?

このような悩みを解決する記事を書きました。

普段、私は米国株式が中心で、日本株を買うことはないのですが、つい先日面白そうな高配当日本株ETFを見つけました。

それが『NEXT FUNDS 野村株主還元70連動型上場投信(愛称:株主還元70ETF)』というETFです。

株主還元70ETFの特徴を簡単にまとめると、以下の3つになります。

  • 金融、保険業が構成銘柄に含まれない
  • 株主還元に積極的な銘柄で構成されている
  • 時価総額に比例した組み入れ比率(2%が上限)

特に私としては、構成銘柄の選定基準を配当利回りではなく、株主還元に対する積極性(少々曖昧な感じではありますが)としている点が斬新だなぁと思っています。

そこで今回は、株主還元70ETFについて解説していきたいと思います。

日本株による高配当投資を考えている方や、株主還元70ETFが気になっている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

株主還元70ETFの特徴3つ

まず、株主還元70ETFの特徴をまとめておきます。

このETFの特徴は、次の3つが挙げられます。

  1. 金融、保険業が構成銘柄に含まれない
  2. 株主還元に積極的な銘柄で構成されている
  3. 時価総額に比例した組み入れ比率

その1:金融、保険業が構成銘柄に含まれない

株主還元70ETFに興味を持った一番の理由が、『金融・保険業が構成銘柄に含まれていない』ということです。

なぜなら、超低金利下において、金融業界が今後成長していくとは考えにくいためです。

長期化する低金利によって、銀行の収益が苦しくなっていることは間違いないでしょうし、Fintech企業の台頭によって競争の激化も始まっています。

このようなことから、金融・保険業を構成銘柄から除くということは、非常に評価できるポイントだと考えます。

その2:株主還元に積極的な銘柄で構成されている

ここでいう「株主還元」とは配当、自社株買いのことを指します。

配当、自社株買いを積極的に行う銘柄で構成されたETFということは、インカムゲインといキャピタルゲインの両方を期待できるETFと言い換えることができます。

なぜなら、配当は言わずもがなインカムゲインになります。

自社株買いは、市場において割安で放置されていることを是正するために行われることが多く、その際は株価が上昇する傾向があります。

つまり、自社株買いによって、株価の上昇における売却益=キャピタルゲインを期待できるというわけです。

株主還元に積極的ということは、インカムゲインとキャピタルゲインをバランスよく得ることができるというわけですね。

その3:時価総額に比例した組み入れ比率

株主還元70ETFでは、2%を上限として、時価総額に応じて組み入れ比率に重み付けがされるようになっています。

時価総額が大きい銘柄(=大型株)は多めに組み入れられ、時価総額が小さい銘柄(=小型株)は少なめに組み入れられるということです。

そのため、必然的に大型株の比率が高くなりますが、その分値がさ株のの影響を受けにくく、株価を安定させることができます。

株主還元70ETFの基本データ

株主還元70ETFの基本データはこんな感じです。

正式名称NEXT FUNDS 野村株主還元70連動型上場投信
連動指数野村株主還元70
配当利回り2.58%
取引単位1口
信託報酬率(税抜き)0.28%
分配金支払い月1月・4月・7月・10月(年4回)
上場日2019年4月19日
上場市場東京証券取引所
コード2529(東証銘柄コード)
2529:JP(bloomberg)
TSE:2529(TradingView)
2529.T(yahoo!finance)

2019年4月に上場したまだ新しいETFになります。

信託報酬率は0.28%で、分配金は年4回と一般的ですね。

配当利回りについては、2.58%ということでまずまずと言ったところでしょうか。

直近のチャートと今後の動き

青が株主還元70ETFオレンジがTOPIXになります。

2019年4月〜2020年3月後半までは概ね同等のパフォーマンスを発揮していますが、2020年4月以降はTOPIXを完全にアンダーパフォームしています。

コロナショック後、株主還元70ETFも右肩上がりで回復しているものの、現時点ではコロナショック前の水準には戻っておらず、暴落耐性の低さが目立ちますね。

これからの動きですが、直近の高値を更新し、安値を切り上げていることから考えると、株価の上昇は継続すると考えています。

また、970円付近を越えた場合は、1060円をサポートライン、970円をレジスタンスラインとする持ち合いになると予想しています。

まだ新しいETFなので今後の動きを注視しよう

株主還元70ETFは、以下のような面白い特徴を持ったETFであり、私も少しだけ購入してみようかなと思っています(笑)

  1. 金融、保険業が構成銘柄に含まれない
  2. 株主還元に積極的な銘柄で構成されている
  3. 時価総額に比例した組み入れ比率

しかし、直近のチャートは暴落耐性の低さが目立つ結果となっているため、メインで投資するのは避けたほうが良いでしょう。

(高配当系は、総じて暴落耐性が低いイメージがあるので、なるべくしてなっているとも言えますが・・・)

ですが、配当利回りは2.83%(2021年1月現在)とそこそこ高い利回りになっているため、高配当投資としての投資先には一考の余地がありますね。

また、株主還元70ETF自体が上場してまだ新しいETFなので、まだまだ今後の成長が期待できるとも言えます。

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